オレはレンタルビデオ屋の雰囲気が嫌いだ
まず、あの安物のスピーカーから大音量でガンガン流れてくる盗作ヒット曲が嫌だ
それだけでも強い不快感を感じるのに、
わざとらしいDJがわざとらしい作り声で
上位の曲を通俗言葉で、おだてまくるのが耳から入ってきて眩暈をおこす
R18ブースにつるんで来て、屯(たむろ)している連中が
オレの好きな企画女優のパッケージを手にとって
「こいつか~、フィストファックする奴わぁ」だとか
「このオンナ、うんこ食うんだぜ~」
なんて言っているのを聞くと、
後ろから蹴とばしてやりたくなるその点、販売店は ひとりで来ている客がほとんどだから、
イヤな気持ちにならず、のんびりくつろげる
まえに「県別列伝」で 「SMであれ、スカトであれ、そこに必ず愛情が存在していて欲しい」
と書いたが、理想を言えば「観る方も、愛情を持って」観て欲しいと思う
性の世界は、愛情がなければ ただのドロドロした欲望の あるいはギスギスした餓鬼世界だむかし 「キューブ」というスカトロ専門AVメーカーがあったけど、
ありゃあ、良かったね、うんこに対する愛情が溢れていた
その映像に写された「うんこ」は愛らしくさえ見えた愛のなせるワザだろう
いや、落合ゆきのスレだった
彼女は、うんこと関係ない (´・∀・` )アラマァ企画女優から頭角をあらわしてきたんだが、根っからのロリータ路線というわけではなかった
OL物や人妻物にも出ていた
でも、JK物が いちばんハマったようだ
アマ○ンのAV部門4週連続No.1になったのも、やはりJK物だった
アイエナジーは総力をあげて、落合ゆきの「ロリータ中出し100連発」をアピールしている
AVオープンは、SODと東スポとが主催してるんで、
駅売りの紙面には、随時話題が載る事になる
大きな宣伝は、大きなリスクも生む
去年ノミネートされた某作品の中に「親バレNG」の企画女優が交じっていた
たまたま、ご本人のブログを行きつけにしていたので、
その事を知らせたところ「え~っ、聞いてません・・・」という返事だった
東スポのせいなのか、どうかは分からないが、
少したって、ブログが更新されなくなった
放置されたままのブログは、いつのまにか消えてしまい
彼女は事務所を辞め AVで見かけることもなくなった
蒼井そら・みひろ・明歩などといった一部の例外を除くと新聞紙面で取り上げられた女優たちは、
新たな偏見の波と戦うことになるかも知れない
落合ゆきのスレを書いたきっかけは
レンタルビデオ屋に屯している連中が、
「AV女優は、誰にでも中出しさせる」とか
「売春と同じ」と
言っているのを聞いたからだ
おまいだろ、安い金払って、誰でもいいから中出ししたいと思っているのは
「
お前は企画女優の夜鷹だな。なるほど、ずいぶんつらかろう。
今度そらを飛んで、星にそうたのんでごらん。
お前は昼の鳥ではないのだからな。」
「馬鹿を云うな。
おまえなんか一体どんなものだい。たかが企画女優じゃないか。
おまえの羽根でここまで来るには、億年兆年億兆年だ。」
「余計なことを考えるものではない。
少し頭をひやして来なさい。」
「いいや、とてもとても、
話にも何にもならん。」
星になるには、それ相応の身分でなくちゃいかん。また、よほど金もいるのだ。」
夜だかは、どこまでも、どこまでも、まっすぐに空へのぼって行きました。
寒さに息は胸に白く凍りました。
空気がうすくなった為に、羽根をそれはそれはせわしく動かさなければなりませんでした。
それだのに、星の大きさは、さっきと少しも変りません。
つく息はふいごのようです。寒さや霜がまるで剣のようによだかを刺しました。
よだかは羽根がすっかりしびれてしまいました。
そしてなみだぐんだ目をあげてもう一ぺんそらを見ました
ただ心もちはやすらかに、
その血のついた大きなくちばしは、横にまがっては居ましたが、
たしかに少しわらって居りました。
それからしばらくたってよだかははっきりまなこを開きました。
そして自分のからだが今
リンの火のような青い美しい光になって、
しずかに燃えているのを見ました。
すぐとなりは、カシオピア座でした。
天の川の青じろいひかりが、すぐうしろになっていました。
そしてよだかの星は燃えつづけました。
いつまでもいつまでも燃えつづけました。
今でもまだ燃えています。
宮澤賢治の「よだかの星」は、売春婦とさげすまれている女性の心象を散文詩で書いたものだ
童話では、ない
近代文学の中で、もっとも高き精神世界を描いた作品といわれている
「よだかの星」は、亡くなってから輝いた星だ
究極を言えば、それでいいんだが、生きているうちに輝くほうが もっといい
いとしのAV女優たち
偏見も無関心も、栄光も挫折も乗り越えて
オレたちのために、そして何よりも
自分自身のために輝く存在であってほしい